• ホームお客様の声出生祝いの「木のおもちゃ」から始まる環境教育 ~守谷市が目指すゼロカーボンシティの実現~
出生祝いの「木のおもちゃ」から始まる環境教育 ~守谷市が目指すゼロカーボンシティの実現~ 出生祝いの「木のおもちゃ」から始まる環境教育 ~守谷市が目指すゼロカーボンシティの実現~

出生祝いの「木のおもちゃ」から始まる環境教育
~守谷市が目指すゼロカーボンシティの実現~

MORIYA-SHI

守谷市

こども未来部 のびのび子育て課
生活経済部 生活環境課

01 事業者との
包括連携協定を通じた
「ゼロカーボンシティ」の実現

事業者との包括連携協定を通じた「ゼロカーボンシティ」の実現

01 事業者との
包括連携協定を通じた
「ゼロカーボンシティ」の実現

2015年のパリ協定で定められた目標を踏まえ、政府は202010月に「2050年カーボンニュートラルの実現」を宣言しました。2021年6月には改正地球温暖化対策推進法が施行され、脱炭素社会の実現に向け、二酸化炭素(CO2)実質排出量ゼロに取り組む地方自治体が増えつつあります。守谷市も2050年までのCO2排出量の実質ゼロを目指し、他自治体と共同で「ゼロカーボンシティ」を2020年7月に表明しました。

しかしながら、当市における2019年の二酸化炭素排出量は76.1万t-CO2。環境の保全に関する指針として策定した「第2次守谷市環境基本計画」で定める目標値58.1万t-CO22025年末)に対して大きな乖離が見られました。CO2の削減に向けて、一刻も早く専門知識を習得するとともに、組織的な体制の構築に迫られていました。

「ゼロカーボンシティ」の実現はもとより、CO2をはじめとする温室効果ガスを削減するには、行政の取り組みだけでは困難です。市民・事業者の皆様との連携・協力による取り組みの実施が不可欠とはわかっていながらも、なかなか方策が見いだせない中で、東部ガス株式会社様・東京ガス株式会社様から、「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」をご提案いただきました。

これを受けて、当市では協定締結に伴う効果等を検証し、事業者・市が一体となった取り組みであり、三者がそれぞれ持つ資源・ノウハウを組み合わせることで、市域の脱炭素化を加速できると判断し、2022年3月に包括連携協定を締結しました。地域密着型で市内のエネルギー供給を担う東部ガス様のネットワーク、業界で先進的な取り組みを行う東京ガス様の豊富なノウハウとサポート力を活用することで、当市が抱える課題解決の糸口になるとともに、「ゼロカーボンシティ」の実現に近づく契機になると捉えています。

02 出生祝いに
木製玩具をプレゼント

出生祝いに木製玩具をプレゼント

02 出生祝いに
木製玩具をプレゼント

守谷市・東部ガス・東京ガスは、守谷市のカーボンニュートラル実現に向けて、「守谷市カーボンニュートラルシティ協議会」を定期的に開催し、具体的な取り組みの検討を行っています。

例えば、公用車EV化の共同検証。運行データ取得用の端末を使用して、公用車の稼働分析を実施しました。また、脱炭素化をより推進していくために、2023年4月から市役所本庁舎と一部の公民館に「カーボンニュートラル都市ガス」を導入。さらには、同年10月から守谷駅の公開通路と西口・東口の公衆用トイレに「さすてな電気」を導入するなど、温室効果ガスの削減に向けた取り組みを展開しています。

また、三者の連携協定を通じた「子育て支援」や「木育活動」の推進にも力を入れています。その取り組みの一つが「HAPPY BIRTHDAY GIFT」です。2023年4月以降に出生されたお子さん(住民票が守谷市にある方)に、茨城県産ヒノキ材を使用した木製玩具を「HAPPY BIRTHDAY GIFT」としてプレゼントしています。これは、「生まれた時から木のぬくもりに触れる機会をつくることで、自然を大切にする心を育んでほしい」という想いのもと、実施しています。

東京ガス様からいくつかのご提案をいただいたなかでも、一際目を引いたのが「バランスゲーム」です。親子で遊べる日を心待ちにしながら子育てを楽しむ。親子で遊べる年齢になったら、木のぬくもりを感じながらバランスゲームで遊ぶ。この玩具を通じて、親子で「木」について話したり、自然保護や森林環境保全を考えたりするきっかけになればと思いました。バランスゲームのピースの中に、守谷市のシンボルである野鳥「こじゅけい」を入れていただけたことも、採用の決め手となったポイントです。

保護者からは「プレゼントを開けた瞬間に爽やかなヒノキの香りがした」という声や、バランスゲームを手に取ったお父さんが早速積み重ねて、周りの人から拍手を浴びるという姿が見られるなど、多くの方に喜んでいただきました。また、市の広報紙のアンケートでは「プレゼントが待ち遠しい」という声もいただいています。私たちが思い描いたとおりの玩具になったと思います。

03 木に触れることから
始まる環境教育

木に触れることから始まる環境教育

03 木に触れることから
始まる環境教育

この玩具は、東京ガスコミュニケーションズ様が展開する家具、CARBON STOCK FURNITUREのコンセプトにならい発案されました。CO2を吸収した森林の木々は、木工品になってもCO2を固定し続けます。玩具にはCO2の固定量が印字されているため、身近なところから環境貢献に参加できるとともに、森林と都市の関係性に意識を向けることができます。玩具に触れることで、子どもたちに木のぬくもりを感じてもらいたい。また、保護者たちが自然保護や森林環境保全について考えるきっかけになればと考えています。
今後は、木の玩具を使って、木のぬくもり・手触り・香りを五感で感じ取り、癒しも提供できるような体験型のイベントを実施したいです。

市域の脱炭素化を推進するために、さまざまな施策に取り組んでいますが、課題は山積みです。例えば、市役所の事務事業を通じて発生する温室効果ガスの削減。温室効果ガスの総排出量が2021年から増加傾向に転じています。今後も、東部ガス様および東京ガス様とカーボンニュートラルへの取り組みを含めたさまざまな分野で連携を強化し、市民・事業者の皆様とともに「ゼロカーボンシティ」実現に向けて歩んでいきます。

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豊かな生活を保つ森の役割

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