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東京ガス株式会社 総務部 伊藤 容子 東京ガス株式会社 総務部 伊藤 容子

お客さまに五感で感じていただく
CO2ネット・ゼロ」への想い
~東京ガスグループが目指す未来を
具現化したエントランス空間~

YOKO
ITO

伊藤 容子

東京ガス株式会社 総務部(2024年7月現在)

01 お客さまをお迎えするに
相応しい空間へ

お客さまをお迎えするに相応しい空間へ

01 お客さまをお迎えするに
相応しい空間へ

東京ガス浜松町本社ビル13階にある接客用の会議室およびエントランスは、2008年9月の新設から15年以上が経ち、絨毯や壁紙、床などの老朽化に加え、設置している設備もやや時代にマッチしなくなってきていました。そこで、利用者の利便性向上などを目的に会議室内およびエントランスを全面的に改装することにしました。

改装前の会議室およびエントランスは、「無機質な空間」というのが私の第一印象でした。私は現在の総務部に異動する前は発電所を管理する部所にいたため、アライアンスパートナーやメーカーの方との打合せで、この会議室をよく利用していました。そのユーザーとしての経験から、今回の全面改装では当社グループとしてお客さまをお迎えするに相応しい空間にしたいという強い思いがありました。

その想いを実現するために、当社グループの経営ビジョン「Compass2030」の挑戦の一つである「『CO2ネット・ゼロ』への移行をリード」を今回のコンセプトに掲げ、会議室を利用するお客さまに当社グループの取り組みを肌で感じていただくとともに、「東京ガスグループは『CO2ネット・ゼロ』に本気で取り組んでいる」ということを、この空間全体で伝えることができないかと考えました。

検討を進める中で、東京ガスコミュニケーションズが国産木材を使用した家具や空間デザインを提案していることを耳にしました。実際に話を聞いてみると、「CARBON STOCK FURNITURE」がこのエントランスにイメージしていたものにぴったりでしたので、導入を決めました。会議室内にはFSC認証を取得した家具を採用し、さらにお客さまに提供する飲料水はペットボトルから紙パックに変更。「CARBON STOCK FURNITURE」を中心として、「『CO2ネット・ゼロ』への移行をリード」というコンセプトをトータルで感じられる空間を創り、お客さまをお迎えすることを目指しました。

お客さまをお迎えするに相応しい空間へ

つぎに頭を悩ませたのは、エントランスの顔になる「受付カウンター」です。「CARBON STOCK FURNITURE」を導入するにあたり、ベンチのイメージはできていましたが、そのベンチとマッチするカウンターのイメージは全くできていませんでした。そこでコンセプトに相応しく、かつベンチとマッチしたカウンターを望んでいることを東京ガスコミュニケーションズに相談したところ、一部に「エコタンカルⓇ」を使ったデザインをご提案いただきました。

「エコタンカルⓇ」はCO2を吸収した環境にやさしい原材料です。「エコタンカルⓇ」を利用した製品の開発には当社も携っていることから、グループ会社のソリューションを組み合わせた、東京ガスの目指す姿を体現したようなカウンターになることが期待できました。外観も、空間全体と色調を合わせたり、ベンチと同じ小口寸法の木材を使ったりすることで、コンセプトにあわせた設計をしていただきました。

聞けば、今までの「CARBON STOCK FURNITURE」で使用していた角材よりシャープな印象となる板材を採用した最新型とのこと。そのおかげかエントランス全体が調和のとれた空間になりました。

※「エコタンカルⓇ」は、日本コンクリート工業株式会社が開発・製造するCO2を原材料とする軽質炭酸カルシウム。大気中に排出されるボイラー排ガス中のCO2と高アルカリ廃水から作られる環境にやさしい原材料です。日本コンクリート工業と東京ガスは、「エコタンカルⓇ」利用製品を共同開発しています。

02 CO2ネット・ゼロ」の
実現に向けて

02 CO2ネット・ゼロ」の実現に向けて

東京ガスグループでは、カーボンニュートラルの実現に向けて、経営ビジョン「Compass2030」の「『CO2ネット・ゼロ』への移行をリード」「『価値共創』のエコシステム構築」「LNGバリューチェーンの変革」という3つの挑戦に対して、グループ一丸となって取り組んでいます。

また、130年以上の歴史の中でお客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまと培ってきた「安心、安全、信頼」のブランド価値であることを最大の強みとし、不確実性の高い時代にあっても、保安の確保、安定供給はもとより、「CO2ネット・ゼロ」の実現に向けた取り組みをはじめとする新たな挑戦に臨み続け、地球の未来に貢献していきたいと考えています。

そのなかで当社は、国産木材の活用を通じて森林資源の循環をつくることが大切な取り組みのひとつだと考えています。

木が育っていく過程でCO2を吸収し、そのCO2は炭素として木の中に固定化されるので、その木を建材や家具として有効活用することが東京ガスの目指す社会への実現につながっていく。今回の「CARBON STOCK FURNITURE」導入は、その森林資源の循環づくりと炭素の固定化に微力ながら貢献できたのではないかと思います。

03 コンセプトを「五感」で
感じるエントランスへ

コンセプトを「五感」で感じるエントランスへ

03 コンセプトを「五感」で
感じるエントランスへ

全面改装が完了し、私が今まで感じていた無機質なエントランスのイメージが一新しました。まずは、エントランスに入った瞬間から杉の香りがお客さまをお出迎えします。その香りはお客さまのみならず、社員も癒す空間になりました。

香りの次にお客さまが気付かれるのは、「CARBON STOCK FURNITURE」に印字されたCO2の固定量です。エントランスでお待ちいただいている間に、お客さまが感心を示され、社員との会議前のアイスブレイクにもなっているようです。また、お客さまから環境に配慮した取り組みに対してお褒めの言葉をいただくことも多いと聞いています。

当社グループの取り組みをあえて説明しなくても、エントランスの空間を通して嗅覚や視覚で感じていただけたらうれしく思います。

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豊かな生活を保つ森の役割

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これまでの導入事例写真

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